三角筋(さんかくきん)とは?
三角筋(さんかくきん)とは、肩全体を覆うように最外層についている、上肢で最も大きな筋肉です。
鎖骨から起始し、肩関節を包みながら上腕骨の三角筋粗面で停止、肩の丸みを形作っています。
三角筋名称は、この筋肉の形が三角形に見えることが由来です。
三角筋は前部、中部、後部の3つで構成されていて、分厚い筋肉は関節の保護とさまざまな方向への可動をサポートしています。
鎖骨から起こる三角筋前部は収縮することで肩関節を屈折させ、肩峰から起こる三角筋中部は収縮により肩関節を外転させることが可能です。
肩甲棘下縁から起こる三角筋後部は、収縮させることで肩関節を外旋し、三角筋前部と真逆の作用をするのが特徴になります。
三角筋の3つの筋肉は3方向に運動をするため、前部の場合には上腕骨を水平伸展、後部は水平屈曲というように、鍛えるには前、中、後全ての部位を動かし作用させなければなりません。
同様に、ストレッチを行う場合にもそれぞれの筋肉を伸ばせるように異なる姿勢が求められます。
三角筋は、体の形を良く見せるうえで非常に重要な筋肉です。グッと突き出た肩と、スーッと下がった撫で肩とではかなり印象が違います。
三角筋を鍛えるトレーニングは?
腕立てをしても三角筋を鍛えることが可能ですが、三角筋中心でのトレーニングを希望されているのであればダンベルを使用した
などがおすすめです。
三角筋を使うスポーツは?
そして、どのようなスポーツでも三角筋は大切で、
など数え始めたらきりがありませんね。
ただ、多くのスポーツで必要となるため三角筋を酷使して痛めてしまいまう可能性があるので、注意が必要です。
運動後やトレーニング前後には必ずストレッチをして筋肉や可動域を良くほぐしたり伸ばしておくことが重要。
よく怪我をしやすい部分なので、大事に労わってくださいね。